楽園ブログ

「いつも心に太陽を!」そんな気持ちで感じたことを綴っています。

習慣が変われば人生が変わる!

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わかっているのにできない自分は弱い人ですか?

遠からず還暦をむかえるわたしですが、今現在は、国家資格「キャリアコンサルタント」取得のため受験勉強中であります。正直この年度末は、あまりの忙しさに全く勉強ができていません。でも、本当に仕事が忙しいから勉強できないのか、どんなに忙しくても30分くらいできるではないか、それを思うと、正直なところ、『自分は弱いな』と痛切に感じますよ。いつもいつも言い訳ばかりで、われながら嫌になります。しかしながら、思うように自分をコントーロールできない、こんな思いは多くの人が抱いていることだろうとも思うのですよ。そうです、頑張らなければいけないとわかっていても、ついついゆるく過ごしてしまう、みたいな「困り感」は、実は多くの人が経験しているのではないでしょうか。今回は、そんな「困り感」について考えてみたいのですよ。

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人間はなかなか変われない!

世の中には、目標を立てたら、それに向かって自分をコントロールして邁進できる人がいます。だから、人はそれができない自分を、ついつい「弱い」とか、「根性がない」とか思ってしまうものです。でも、脳科学の知見によれば、それって、本当は精神論ではないかも……、という考え方にも至ります。それは、人間の脳は、自身の生命の維持こそが第一であり、生命が危機にないかぎり(死ぬことがないなら)現状のままでいいではないか、と考えてしまうものらしいのですよ。ですから、脳科学に従えば、資格試験には合格したいけれど、ダメだったからといって命まで取られることはないのだから、脳は無理して頑張ろうとはしない、というのがどうやらフツーであり、正解なのです。そうです。頑張れない方が生き物としての私たちにとっては自然な時もある、ということなのです。このような考え方は、取り扱いに十分な注意が必要ですが、とても重要ですよね。特に、わたしもそうですが、何らかの対人支援に携わっている人間にはこの認識は必要です。支援や相談に携わっていると、こんなに悲惨な状況なのに、なんでこの人変わろうとしないんだろう?という場面にたくさん遭遇するからですよ。この認識なくして、受容も共感も厳しいですからね。

脳は簡単に騙される?

では、そんな私たちの脳の前では本当に為す術はないのか、という話になりますよ。これがまた面白いところなんですが、「為す術」はけっこうあるみたいなんです。それは、私たちの脳は、意外と、というか簡単に騙されてしまうものだということなんですよ。私たちには、騙されやすい脳を意図的に騙し、自分自身を変えていく方法がいくつかあるのです。その一つは、視覚的なイメージで常に変わりたい自分を確認しながら物事に取り組む、というものですが、これについてはすでにブログで取り上げたので、ここでは、もう一つの「習慣を作って自分を変える」ことについて考えてみます。

rakuenblog.hatenablog.com

習慣が変われば人生が変わる!

心が変われば行動が変わる。

行動が変われば習慣が変わる。

習慣が変われば人格が変わる。

人格が変われば運命が変わる。

これは、豊富な心理学での知見を基盤に、観念的な議論に終始して現状を打開できない形而上学を批判し、「行動」を重視する「プラグマティズム」の流れを生み出したイデオローグであり、まさに泰斗である、20世紀を代表するアメリカの哲学者「ウィリアム・ジェームズ」の名言です。多くの人が一度は耳にしている有名な格言であります。ジェームズは、「人間は習慣の塊である」という興味深い言葉を残しています。これは、人間を作るのは、「強い意志」などではなく、行動によって創られる「習慣」である、ということです。勉強しなければならないのに、なかなかできない自分がいる。頑張らなければならないと自分でもわかっているのに、頑張りきれない自分がいる。こんな経験は、誰にもあるものであり、人はそれを「意志の弱さ」と考えがちです。しかしそれは、「習慣」ができていないだけではないか、というのです。大事なことは、あれこれ頭で考えてばかりいないで、少しでも行動を起こして「習慣」を作ること、すぐに習慣化することが難しいなら、「習慣」を作るために自身の環境を整えて行くことが必要であるということです。もしウォーキングを「習慣」にしたいなら、「強い意志」を持ちましょうではなく、それがなるべく「習慣」になるよう、運動靴を玄関に置き、すぐに着替えられるようジャージも側に掛けておく、みたいなことが大切なのですよ。もちろん個人差のあることですが、大概のことは、3週間続ければ苦にならなくなり、3ヶ月続けることができれば、もうそれをしないことの方が気持ち悪いくらいになるようですよ。そうなればしめたものです。脳はまんまと騙され、それが当たり前の自分になっていくのですよ。すべてこのように進められるほど私たちの心は単純ではありませんが、少なくとも自分の弱さに自分自身で必要以上に苦しむことだけは回避できるのではないでしょうか。

f:id:rakuenblog:20220330134133j:plainもうすぐ新年度です。勤務先の桜も愈々うつくしく咲き誇る頃となりました。弱い自分に自ら嫌になる前に、少しでも「行動」を起こして勉強を「習慣」とし、自分自身を成長させようとひそかに企むのはわたしですよ!

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いつも心に太陽を