楽園ブログ

「いつも心に太陽を!」そんな気持ちで感じたことを綴っています。

『おみやげ』をいただくということ‥

おそらくは最後の出張に行ってきました!

今週は、岡山県に出張しました。会議と研修会への出席が主な目的でしたが、今年度末で定年となるわたしにとっては、スケジュール的に最後になると思われる遠距離の出張でした。会議が終了し、岡山駅で土産でも見ましょうか、とあれこれ選びながらふと考えたことをここでは書き留めたいと思いますよ。

様々な出張を経験させて頂きましたよ!

わたしは対人支援を主とする仕事に従事して間もなく定年を迎えるので、会社員の方のプレゼンや商談のような業務とは無縁でしたので、県外への出張は、緊急時の対応を除いては、先進的な取り組み事例を学ぶ研修会参加のための出張以外はほぼほぼありませんでした。しかし、そうはいっても三十数年の勤務は伊達ではありません。本当に様々なところへ出かけさせていただきました。遠方への出張はこれで最後だなぁ、と行きの新幹線のなかでこれまで仕事で訪れたことのある都道府県を思い浮かべると北海道から沖縄まで出かけていないところはいくつもありませんでした。過ぎてしまえば短く感じるものですが、三十数年の間には様々なことがあり、長い歳月の移ろいにあらためてしみじみとした思いを致したところです。

『おみやげ』をいただくということ

わたし自身これまで様々なお土産をいただきました。子どもの頃は、親や親戚が持ってきてくれる土産が嬉しくて、包みを開けて大喜びしたり、がっかりしたり、いろいろな思い出があります。いちばん嬉しかったのは、長男が小学校の修学旅行で江ノ島へ行き、『ハトサブレ』を買ってきてくれたことですね。毎日会っている息子ですが、なんだか急に大人に感じてどうしようもなく嬉しかったのを覚えています。

「おみやげ」が人を喜ばせるのは、好きなものをいただいたからだけではなく、その人が自分のことを思ってくれていたことに対する自然で、純粋な喜びではないでしょうか。もちろん、家族についていつも思っているのは当たり前だとか、前に自分が土産を差し上げたのだからそのお返しなのだろうとか、それはそのとおりでしょう。しかし、義理だとか義務だとか、理由は何であれ、土産ものを頂くということは、その時々にその人が自分のことを思い出してくれているということ以外ではあり得ません。事情はなんであれ、自分のことを思っていてくれたことに気が付き、ありがたいとか嬉しいとか感じるものだと思うのですよ。だって人はどうでも良いと思っている人のことが頭を過ることなどありませんからね。さて、岡山名物廣滎堂の「きびだんご」を食べながら、細君は何をどう思っているのか、まったくわかりませんでしたが、そんなこんなで最後の出張を終え、再び日常に舞い戻ったわたしなのでした。

いつも心に太陽を!』