楽園ブログ

「いつも心に太陽を!」そんな気持ちで感じたことを綴っています。

世界デジタル競争力ランキング 63カ国中29位の国!

大学入試「情報」必修化!

国立大学協会は、2025年の「大学入学共通テスト」から、すべての国立大学で原則として現在の5教科7科目に、高校で必履修科目となった「情報」を新たにを加え、6教科8科目を課すことを正式に決定したことで、現状でも科目数が多くて大変なところに、さらに新しい教科が追加されるということで、学校現場が困惑しているという記事を読みました。受験科目や制度の変更は学校にとって大きな負担になることは容易に想像できますよ。数年前にセンター試験の英語に、「読む」・「聞く」・「話す」・「書く」の4技能を評価する民間のテスト導入が計画されましたが、学校現場の強い反対の中頓挫したということもあったようですからね。わたしはコンピュータも英語も全くダメでして、何を言う資格もありませんが、それでいいのかな、という気持ちもありますよ。

小学生はプログラミング!

身近に小学生がいないものですから、よく知りませんでしたが、「大学入学共通テスト」での「情報」実施に先立って、2020年からは小学校で「プログラミング教育」が必修化されているようです。こちらも、そんな教育が本当に必要なのか、みたいな批判があるみたいで、まったく学校の先生の苦労が偲ばれるというものですよ。

世界デジタル競争力ランキング 63カ国中29位!

スイスの国際経営開発研究所(IMD)が発表する「世界デジタル競争力ランキング」は、世界63カ国を対象に、デジタル技術の利活用能力を、①知識、②技術、③未来への対応の観点で評価するものですが、わが国は、前年からさらに1つ順位を下げ、過去最低の29位となったと先日報じられました。特に目を引くのが、「国際経験」(知識)、「ビッグデータ活用・分析」「ビジネス上の俊敏性」(未来への対応)の項目で、なんと調査対象国中最下位という結果だったようです。もちろんランキング上位の国が必ずしも豊かで住みやすい国というわけではないかもしれませんし、それはただの指標に過ぎないよという見方もあるでしょう。しかし、日本の平均賃金はこの20年間、横ばいを続け、欧米はもとより隣国・韓国にも抜かれる状態であることは周知の事実であり、先進国で唯一成長と無縁の国などと揶揄されるその原因としては、何といっても労働生産性の低さがあることは否定しがたいところだと思いますよ。最近では、テレビでビジネスのクラウドサービスが盛んに宣伝されていますが、大企業はともかくICTもDXも中小企業にとってはまさにこれからが勝負でしょう。そして、次代の産業界を担う人材の育成という観点では、教育界も批判ばかりでなく、なんらかの形で一定の成果を挙げていくことが求められているのではないでしょうか。行政も学校現場も今が正念場、混乱の中とても大変だと思いますが、なんとか良い方向が見えてくることを願うばかりですよ。

いつも心に太陽を!」