楽園ブログ

「いつも心に太陽を!」そんな気持ちで感じたことを綴っています。

一生懸命やれば何でも楽しいという話!

農機具の整備が急務です!

わが家は父の代までは米作りを行う兼業農家でしたので、倉庫にはそのための器具がひととおりそろっています。父が亡くなって十数年が経ちますが、その間農機具たちはまともな整備もなされず、じっと長い冬を過ごしていました。わたしは今年度末で定年となるので、来年以降は少しでも米作りを再開したいと思い、今夏から倉庫の整理と農機具たちの整備に取り組んでいますよ。何といっても大変なのは大型農機の整備です。耕運機くらいなら、思い切り力を出せばなんとか引きずり出すこともできますが、大型機械はエンジンがかからない限り倉庫から外へ出すこともできないのです。倉庫を整理するにあたり入口に陣取っていた、エンジンのかからない耕運機2台、そして農家の必需品「運搬車」をなんとか復活させる(エンジンをかける)ことになりましたよ。そうしない限り業者に引き取ってもらうにしろ、大変な料金がかかることになるからです。

「キャブレターの分解洗浄」に挑戦!

エンジンがかからない理由についてネットで調べたところ、そのほとんどは「キャブレター」の詰まりが原因であることが分かりました。そしてその「詰まり」を解消するには、「キャブレターの分解洗浄」が必須であることも調べましたよ。でも、ここからが大変です。だいたい「キャブレター」って何?という感じでしたので(^_^;)、それを分解して洗う、などということが自分にできるのだろうかということなのです。しかし、今は令和の世ですよ。本当にYouTubeってスゴいです。「キャブレター」って何?のわたしに「キャブレター」は燃料であるガソリンと空気を混合してエンジンに送る装置であり、古いエンジン(特に土や埃にまみれる農機)には分解洗浄が往々にして必要になること、そしてその手順までしっかり教えてくれたのです。もう何回も何回も分解動画を見て、いざ、ということになりましたよ。

これじゃ動かないよ、という話!

実際やってみると、キャブレターを取り外すことはあまり難しいことはありませんでした。ただ、YouTubeではどれも手際よくホイホイと部品を外していきますが、初心者にとっての問題は、外せば良い、ということではなく、その後分解洗浄して、再び取り付けるということですよ。ですから、部品をひとつ外すたびに写真を撮り、再び取り付ける際の参考にしようとしました。アクセルにつながっているワイヤーがどこの穴に入っていたかなど、これはキャブレター初分解のわたしにはとても大切なことでした。さて、おっかなびっくり取り外してみると、運搬車のキャブレターは本当に土と油まみれで、真っ黒で、これじゃエンジンかからないよ、と誰だって思う状態でしたよ。こんな状態で我慢してたんだね、かかるわけないよねエンジン、ほんと感傷的な気分に暫し浸ったわたしでした。その後は、ホームセンターで買った「キャブクリーナー(こんなのあったんだ!?)」でキャブレターを洗浄して再び取り付け、なんとド素人のわたしが不動状態の農機を復活させることができたのでした。

取り外したキャブレター! 思い切り汚れています^-^;~

分解洗浄後のキャブレター! まあまあの出来です('-'*)~!

 

一生懸命やれば楽しい!?

今こうして振り返ると、なんだか良い経験ができましたね、というような感じですが、実はほぼ一日、朝から夕刻までろくに食事もとれない状態での大奮闘でした。洗浄後のキャブレターを取り付けて、祈るような気持ちでリコイルスターターを引くのですが、なかなかエンジンはかからず、締め付けが甘いのか、そのうちガソリンが漏れ出してきたりと、何度も何度も取り外しては取り付けて、再び柏手打って(~_~;)リコイルを引っ張る、そんなことの繰り返しでした。半べそになりながら一つひとつ原因を探り、対処してなんとかエンジンがかかったとき、決して嘘ではなく「大声」が出ました、本当に何度も何度も「やっぱりオレには無理だろ!」と思いながらの挑戦だっただけに、最後は「うおぉ~っ!」と力の限り叫んでしまいました。それは単純に楽しいなどといえるものではないかも知れません。いや、きっとそうでしょう。でも、わたしたちはどうでも良いような気持ちで(本気を出さずに)何かをやっても、心の底から楽しいなんて思えない、そんな厄介な存在ですよ。楽しいから一生懸命やるのか一生懸命やるから楽しいのか、人生を豊かに生きるためと考えれば自ずと答えが出ていると思うのですが、みなさんはどう思いますか?


いつも心に太陽を