楽園ブログ

「いつも心に太陽を!」そんな気持ちで感じたことを綴っています。

スゴいぞAR! ~キャリアコンサルタント試験の学びから~

ARを知っていますか?

ARを知っているでしょうか?。VRなら、なんとなく分かるけど、という人も多いかと思いますが、ARとなると説明できない人も多いでしょう。ARとは、「Augmented Reality(アグメンティッド・リアリティ)」の頭文字をとった略であり、「現実世界を仮想的に拡張する技術」とされていますよ。世界を拡張?、何のことやら?という方(わたしもつい最近までそうでした)のために言うと、スマートフォンタブレット、若しくはサングラス型のARメガネを通して見ると、現実世界にデジタル情報が付加され、見えている世界が様々な情報によって拡張する技術ということです。

「学び」の革命!

わたしは先日、国家資格「キャリアコンサルタント試験」に挑戦したのですが、そのための学習の中で、「第11次職業能力開発基本計画」について学習しました。これは、厚生労働省が、令和3年度から令和7年度までの5年間にわたる職業能力開発施策の基本方針を示したものであり、キャリア支援に携わる上で最も基本的かつ重要な資料です。基本計画は4つの柱から構成されており、柱のひとつである「産業構造・社会環境の変化を踏まえた職業能力開発の推進」のなかに、その基本的施策として「オンラインによる公的職業訓練の普及、ものづくり分野の職業訓練におけるAR・VR技術等の新たな技
術の導入に向けた検討」が挙げられていたのでした。要するに、職業訓練にVRはもちろんARも大いに使っていきましょう、ということですよ。わたしはこれを見たとき、これができたら本当にスゴいな、まさに「学び」の革命だな!と胸躍るような気持ちがしましたよ。

最も効果的な解説方法!

わたしが注目するのは、ARは、手順や技術解説にこれ以上効果的な方法はない、と思うからです。ARは、現実世界にプラスアルファでデジタルコンテンツ(動画や3D)を追加して見せることができる技術ですから、ARメガネをかけてある機械に向き合えば、たちどころにどのスイッチを押すのか、とか、どのボルトから外すのか、といった情報が表示されるということですよ。そこにはきっと一気に外そうとすると、オイルが吹き出て大変危険である、というような注意事項も付されることになるのでしょう。わたしは、今度自宅にあるトラクターのオイルエレメントの交換を自分でやってみようという計画を立ててそのための準備として、取扱説明書やら解説YouTube、プロの方のブログなどを詳細に検討しているところですが、今後のAR技術の進歩によっては、こういったことも何の予習もなく、すぐに始められるようになるのかも知れませんよ。これって、究極の「how  to」じゃないですかね?いや、これはもはや「学び」の革命といった方がいいような気もします。だって、少し大げさに言うと、人間の「学び」の意味そのものが変わってくると思うからですよ。

キャリコン試験で得たもの

国家資格「キャリアコンサルタント試験」の受験を思い立ったのは、全くもって勢いのようなものでした。定年後の仕事として、大学生の就職支援の仕事はどうかな、みたいなことを言う友人がいて、「公認心理師」試験を終えて鼻息が荒くなっていたわたしは、「じゃあ、資格取っちゃおうか!」、みたいなノリで申込をしてしまったのですからね。実に浅はかな決断で、結果的にその後かなり深刻に苦しむことになるのですが、それはそれ、「実技面接」試験対策を含めて本当に多くの学び、経験があり、挑戦したことに悔いは全くありません。わたしがこれまで三十数年を掛けて取り組んできたキャリアはひとまず区切りとなりますが、何らかのかたちで若い人たちのために自分のこれまでの経験が活かせたら、と今は大真面目に考えています。

いつも心に太陽を