楽園ブログ

「いつも心に太陽を!」そんな気持ちで感じたことを綴っています。

キャリコン試験のクライマックス!「実技面接」 ~キャリアコンサルタント試験の学びから~

キャリアコンサルタント試験のクライマックス!

国家資格「キャリアコンサルタント試験」は、3つの試験から構成されています。ひとつは「学科試験」、もうひとつは「論述試験」、そして「実技面接」ですよ。人によって得手不得手はもちろんあるでしょうが、試験で実技が科せられるというのは、やはり大きなプレッシャーでした。準備をすると言っても、何と言っても対人のロールプレイなのですから、当然相手も生身の人間であり、そうそう計画通りというか、思惑通りにいくとは限りません。試験は、コンサルティングの最初の15分間という設定で、初対面のクライエントとの15分間が審査され、その後に5分間の口頭試問が行われるのです。本当に大きな緊張感の伴う、まさにキャリアコンサルタント試験のクライマックスと言うべき試験だったと思いますよ。

経験がものを言う試験!

日常的にキャリアコンサルティングやこれに近い内容で業務に当たっている人にとっては、それほどのことはないのでしょうが、全く別の業種で働き、カウンセリングの基本について学んでいないとなれば、「面接実技」はたいへんな関門です。それは、実技試験対策として、様々なところで星の数ほど行われているzoomロープレ練習会の実態を知ればわかります。養成講座で一緒に勉強していた人たちは、講座修了後も頻繁にLINEで連絡を取り合い、すでに合格している先輩を講師に何度も何度も練習を繰り返しているようでした。みなさん本当に一生懸命に頑張っている様子が見て取れました。

養成講座の仲間と離れて有料ロープレに参加した理由

国家資格「キャリアコンサルタント試験」の実技は、当然のことですが、コンサルタント役として評価されるわけで、ロープレ練習はコンサルタントとしての技量を高めるために行うのですが、これもまた当たり前ですが、そこにはクライエント役も必要になるわけです。養成講座では私も何度もこのクライエント役を演じましたし、そして講座仲間をクライエント役に自分もコンサルタントをさせていただいたのです。そんなふうに仲間にお世話になっていながら、わたしが感じていたのは、「こういう練習は親睦には良いけれど、試験対策にはならないのでは」という思いでした。練習とはいえ、みなさんクライエントとしてきちんと役柄を作り込んで臨んではくれますが、コンサルタントとして学ぶべきは、様々な事例(ケース)を知ることではなく、クライエントにしっかり話してもらう技術だと思うからです。これは後に実際の試験を受けて確信したことでもあるのですが、試験のクライエント役(本当のクライエントとは違う!)は、受験者(コンサルタント役)の技量をきちんとはかるための技量を心得たコンサルティングの上級者だということです。実際の試験では意図的にとしか思われないほどに少し表情をつくって見せるなど、上手いな、受験者が気づくか試そうとしているのかもしれないな、と感じる場面がありましたよ。養成講座のロープレ練習でなんとなくそれを直感していたわたしは、養成講座修了後はそういった勉強会に出ることはなかったのです。費用はけっこう嵩むことになりましたが、ロープレ練習を請け負っている人にネットで出会い、5回ほど指導を受けたのでした。5回というのは時間とお金の都合であって、わたしの学びが十分であったということではもちろんありませんけど…………。

いつも心に太陽を!」