楽園ブログ

「いつも心に太陽を!」そんな気持ちで感じたことを綴っています。

キャリアコンサルタント勉強中ですよ!〈第9回〉

「転機」を乗り切れ! 「4つのS!」

キャリアコンサルタント養成講座も第4日目となりましたよ。いろいろ驚かされる学びの多い講座ですが、今日は、ナンシー・K・シュロスバーグ(Shlossberg.N.K.)の「4つのS」について、学びましたよ。

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「4つのS」って何?

「4つのS」なんていっても、ふつーはわかりませんよね。そこで、また、ググってみましたよ「4つのS」とは、メリーランド大学でカウンセラー教育に携わるとともに、成人のキャリア発達についての研究に取り組んだ研究者、ナンシー・K・シュロスバーグが提唱したもので、人は、直面した「転機」に対して、自分の利用できる4つのリソース(資源)を点検することで「転機」を客観的に見ることができ、乗り切るための具体的な行動計画に繋げていける、としたものです。「4つのS」とは、①状況:Situation、②自己:Self、③支援:Support、④戦略:Strategies、の頭文字をとったものですよ。

乱暴に思い切り端折って言えば、

状況:今自分が迎えた転機はどのようなものか?、

自己:自分はどうしていきたいと思っているのか?、

支援:自分にはどのような支援があるのか?、

戦略:どのような方策で転機に臨むか?、

みたいな流れで考えたらどうか、ということですかね。

ワークタイム「4つのS」!

ワークでは、自分自身にとっての、人生の転機をひとつ挙げて、「4つのS」を具体的に考えてみる、というものでした。現実のキャリアコンサルティングは、今現在「転機」にある相談者に対して、何をどう提示できるか、ということですから、昔の、すでに乗り越えてしまった(乗り越えられなかった)転機なんて、本当は意味ないのでしょうけど、なんと言っても、私たちは「スクール生」、いわゆるビギナーっていうやつですから、まずは自分のことで考えてみましょう、ということですよ。

いろいろ気づいてしまうのですよ!「4つのS」!

「転機」なんて、大げさだな、なんて最初は思いましたが、考えてみれば、人生は転機の連続ですよね。私は、後のプレゼンが恥ずかしかったけれども、大学学部卒業時に都合で大学院に行けなかったときのことを考えてみましたよ。

大学院には進学できない(状況)、しかし大学院に進んで研究職を目指したい(自分)、十分にはどんな援助が得られるのか(支援)、どうすれば進学ができるのか(戦略)、と少しずつ明らかにしてみましたよ。ワークとしては、簡単ですね。私もすらすら書けました。私は、結果的に就職の道を選んだわけなので、形式的には真正面から乗り越えられなかった「転機」なんですけど、これを書きながら、凄くイタい傷に触れたことに気が付きましたよ。これは、心理学の「あるある」ですよ。本当に面白いとしか言いようがないのです。

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本当の自分を見た気がしましたよ!

ワークをもうすぐ終えようとしたころ、見てはいけない(見たくなかった)傷口が見えてしまいましたよ。

私は、果たせなかった大学院への進学希望をバネに、就職してから必ず成功してやる~、みたいな鬼のモチベーションで突き進み、結果としてそのまま三十数年が過ぎていこうとしているのです。そうした自分自身の歴史に後悔はないな、という気持ちで、これまでは、この頃のことを振り返っていたのですが、今日「4つのS」のワークに、この時のことで取り組んで、初めて気が付きましたよ。本当にオレは大学院に行きたかったのだろうか、と。本当は何がしたかったんだろう、もし、本気で進学を望んでいれば、何らかの社会的な支援を探り当てることは、できたんじゃないのか、ということですよ。なんだか、説明のつかない、自分がいましたよ。

齢を重ねて、遠い日の自分自身について、概ね自分なりの決着をつけたつもりでしたが、なんだか、割り切れない、想像すらできない、自分自身がいることに少し戸惑いましたよ。

もし、私にも誰かの相談に乗る日が訪れたなら、私は今日の「学び」を是非活かしたい、そう誓いましたよ。「本当は何がしたいのか:自分(Self)」、これにきちんと向き合わないと、何年たっても、なんとも気持ちの悪い気がしてくることを知ってしまったのですからね。さてさて、キャリアコンサルティング、まだまだ奥が深いですよ!

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