楽園ブログ

「いつも心に太陽を!」そんな気持ちで感じたことを綴っています。

『シャルパンティエ効果』を知っていますか?

シャルパンティエ効果とは?

シャルパンティエ効果(Charpentier effect)は、 「大きさ、重さの錯覚(size-weight illusion)」ともいわれ、同じ重量の物体を比較した際に、視覚的に大きく見える物の方をより軽く視覚的に小さく見える物の方をより重い錯覚してしまう現象のことをいいますよ。どういうことかというと、人は大きなものは「重い」、小さなものを「軽い」と無意識に見積もってしまう(予想してしまう)ので、実際にそれを持ってみると、予め「重い」と判断していると、(思ったよりも)軽く感じたり、逆の場合は重く感じたりするということなのですよ。わかりやすくいえば、実際に持った時に使った力との「ギャップ」がその錯覚を引き起こすということですよ。この錯覚は、重さが同じであることを事前に知っていたとしても起きることが実験でわかっているので、人の感覚としては、視覚(イメージ)が優位に働いていることを示しているともいえますよ。

生活に活きている「シャルパンティエ効果」

シャルパンティエ効果」は宣伝広告に活きていたりします。「レモン100個分のビタミンCを配合」みたいなのがそれです。これは、「レモンにはビタミンCが多く含まれていそうだ」という、わたしたちの先入観を利用したキャッチコピーであり、「ビタミンC2000mg配合」というキャッチコピーでは、ビタミンCの配合量の多さについて、わたしたちは上手くイメージできないのです。

また、現実社会で重いものを持ち上げることは特殊な仕事に限られるでしょうが、イメージと現実の場面のギャップということでは、これと似たようなことをわたしたちは日々感じているのではないでしょうか。仕事で深刻な行き違いやミスをしてしまい、ひょっとしたら大変なことになっているんじゃないか、と食事もできないほドキドキしながら現場に急いで行ってみると、それほどでもないな、と妙に安心してしまうことがしばしばありますが、やはりあれは本当にひどい場面をあらかじめ見積もっているから(それを比較して)ということなのではないでしょうか。

シャルパンティエ効果」とゆずれない夢!

京都にある有名な「伏見稲荷大社」の『おもかる石』を知っている人は多いと思います。実際に経験したこともある人も多いのではないでしょうか。灯篭の前で願い事をしたあと、灯篭の上に置いてある丸い石を持ちあげるのですが、その重さが自分が予想したよりも軽いと願いが叶うと言われているものです。あれも「シャルパンティエ効果」で考えることはできないですかね。自身の夢をどう見積もるかは、そのためにどう生きているかということと大きな関係がありますよ。心願成就の重大さをしっかり認識していれば、知らず知らずきちんとした準備ができるでしょうし、願いを軽く見積もっていれば、自然と準備も蔑ろとなり、結果的にその願いはかなえられないということもあるでしょう。実はわたし、ある思いを胸に『おもかる石』を持ち上げた経験があるのです。今でもはっきり憶えています。偽りなく「重い」と感じました!。甘かった、のです、わたしは。これはシャルパンティエの夢」として、わたしにとって忘れ得ぬものとなりました(ーー;)。

いつも心に太陽を