楽園ブログ

「いつも心に太陽を!」そんな気持ちで感じたことを綴っています。

キャリアコンサルタント 勉強中ですよ!〈第4回〉

やっぱり「自己理解」は難しい!

前回のブログで、自分で自分の本当の姿を捉えることは難しいんですよ、でも、それができなければコンサルティングなんてムリですよ、というか、少なくとも相談者の人を満足させるのは難しいのでは、みたいなことを書きました。

今回は、これだから「自己理解」って、難しいですよね。ということで、私のことを書きますよ。

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キャリコンは自身も「自己理解」が大切ですよ!

キャリコンサルタント養成講座で取り組んだワークのこと。「自己理解」に対する洞察を深めるためでしょうか、『50の「私」でさぐる「私とは……」』というワークに取り組みましたよ。配布用紙に、1から50まで番号が付いた「私は、……。」が印刷されていて、時間を決めて自分について、「私は……」に続けて50個書いてください、との指示が出されました。どれくらいの時間だったか、私自身年甲斐もなく勢いよく取り組んでしまったので、ワークタイムはわかりませんでしたが、おそらく2~3分だったでしょう。

「そろそろ書けましたかねぇ?」という、講師の方の介入の時点で私は45個でした。書けました、みたいなリアクションの方も結構いたので、少し悔しかったですが、どれくらいが適正なのか、わかりません。問題は、その書かれた「私」について、その後、「仕事面」「家庭面」「社会面」「趣味面」「性格面」の5つに分けて分析することでした。

自分で「自分」にびっくりでしたよ!

講師の方が解説を始めている間に、内緒で(*ノωノ)50個の「私」を完成させて、さて、5類型に分析しましたよ。

50個分析が終わって、正直、ちょっと陳腐で恥ずかしいですが、「目がテン!」になりましたよ。三十数年仕事を続けてきましたから、「仕事面」が一番多いのは当然だと思いましたよ。完全に仕事を離れた「私」を考えるのが難しいのはわかります。続いて、特に趣味もない人間だと自認していましたが、意外や意外、その次多いのは、「趣味面」でしたよ。そして「家族面」となりました。

最大の盛り上がりはそのあと訪れましたよ。なんと、50個書き出された「私」のうち、「社会面」にあたるものは一つもなかったのです。実際のワークでは、五角形の図が書かれていて、そこに分類していくのですが、「社会面」の欄に一つも数字が入らなかったのです。

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意外な「私」!

私は自分に「社会面」が足りないかのような認識を持ったことは、これまでの人生で一度もありませんよ。支持政党はきちんとしているし、政治的な主義主張はゆるぎないものを持っているつもりです。社会的な出来事について、興味がないことも当然ありませんし、どちらかというと、少し過激に反応するタイプでもあるのです。

しかし、50個の「私は……」を書き出していく中で、「社会的」な「私」は終ぞ登場しなかったのは事実です。一市民としての「私」に視点が向かわなかったのです。

もちろん、これは偶々この時はそうであっただけで、別の日に、違うコンディションで実施すれば、また違う結果が出た可能性は当然ありますよ。また、もしも「51個目」の「私は……」を書き続けたとしたら、そこからは、「社会的」な「私」が数多く出てきたかも知れませんね。

でも、何の予備知識もなく、自由に書き込んだ50個の「私」に、「社会面」を見ることはできなかったのも事実です。普段の自己認識からすると、これは驚きとしか言いようがないのが本当のところです。

今更ながら、「自分を知る」ということはとても難しいものだと感じましたよ。でも、少なくとも「カウンセリング」はここを蔑ろにしてはすべてが徒労ではないか、それだけはわかるのですよ。「キャリコンサルタント」、奥が深そうで、愉しくなりますよ。

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いつも心に太陽を